FODMAPは、小腸で十分に吸収されず、大腸で発酵されやすい短いタイプの糖(炭水化物)です。 FODMAPに分類される糖は6種類あります。
過剰なフルクトース
- フルクトースは腸に水分を引き寄せるため、(過敏性腸症候群の人が) 果糖を大量に摂取すると、下痢、腹痛、腹部膨満感などの症状が現れやすくなります。
- フルクトースの過剰摂取につながる食品には、アーティチョーク、シュガースナップエンドウ、りんご、ボイゼンベリー、イチジク、ドライフルーツ、フルーツバー、マンゴー、梨、梨(天然果汁入り缶詰)、タマリロ、スイカ、フェイジョア、りんごジュース、フルーツブレンド、異性化糖、蜂蜜、トロピカルジュースなどがあります。
ラクトース・乳糖(牛乳や乳製品に含まれる)
- 乳糖を分解するのに必要な酵素が不足している人では、消化されなかったラクトースが大腸に到達し、腸内に水分を引き寄せます。 また、腸内細菌によって発酵されて、ガスが発生します。 その結果、下痢、お腹の張り、腹痛などの症状が出ることがあります。
- ラクトースが含まれる食品には、牛乳(普通および低脂肪)、練乳、ヨーグルト(通常および低脂肪)、カスタード、エバミルク、アイスクリームなどがあります。
ポリオール(ソルビトール、マンニトールなど)
- ポリオールは小さい分子のため、腸の中に水分を引き寄せます。 過敏性腸症候群の人がポリオールを多く含む食品を食べると、下痢と腹痛などの症状が出ることがあります。
- ソルビトールは、りんご、あんず、なし、ネクタリン、桃、西洋なし、プラム、人工甘味料(ソルビトール、マンニトール、キシリトール、イソマルトなど)に含まれます。
- マンニトールは、マッシュルーム、スナップエンドウ、黄桃(缶詰)、スイカなどに含まれます。
オリゴ糖 - フラクタン(FOS) およびガラクトオリゴ糖(GOS)
- フルクタンとGOS(ガラクトオリゴ糖)は、誰が食べても吸収されにくく、発酵され、腸内細菌に良い影響を与えると考えられています。 しかし、過敏性腸症候群の人では、発酵の際に発生するガスにより著しい不快感を引き起こし、腹痛、過度にガスが溜まる、お腹の張り、腸の動きの乱れなどの症状が現れることがあります。 過敏性腸症候群の人は腸が非常に敏感であるため、このような反応が強く出てしまいます。
- 症状がゆるやかな場合は、オリゴ糖を多く含む食品を少量ずつ摂取することは、腸内環境を整える上で、有益となる可能性があります。
- フラクタンを豊富に含む食品には、にんにく、ネギ、玉ねぎ(赤、白、エシャロット)、アーティチョーク、小麦フレーク、ロティパン(インドの平たいパン)、小麦パスタ、大麦、干しあんず、桃、スイカ、バナナ(一般的なもの、熟したもの) などがあります。
- GOSを豊富に含む食品には、バタービーンズ(白いんげん豆)、グリーンピース、ピスタチオ、カシューナッツ、カスタードアップル、大豆から作られた豆乳、オーツミルクなどがあります。