筋肉は、トレーニングによって与えた強い負荷から回復する際に成長します。あなたの体は、あなたが生き残るために闘いかろうじてやり抜いた、と“考える”のです。そのように体が“考える”ことで、次回あなたが勝ち残るチャンスがより大きくなるようにと、より大きな筋肉がつくられます。違う言い方をしてみましょう。限界まで筋肉に負荷を与えると、筋肉は極微小の損傷を負った状態になります。その損傷を修復する際に、時間と、筋肉を形成する栄養素(たんぱく質、炭水化物等)を十分に与えることで、筋肉は少しばかり必要以上に修復しようとします。そうすることで、将来の損傷を防ぐのです。

筋肉を成長させたいならば、トレーニング中に筋肉に出来る限りの負荷を与え、そして回復と成長に必要な、時間と食事をしっかりと与えなければいけません。

毎日同じ筋肉に負荷を与えないようにしましょう。回復と成長に必要な、十分な時間が与えられないからです。過去6ヶ月かそれ以上、定期的にトレーニングをしている人は、持ち上げられる限りの重さのバーベルを使ってウェイト・トレーニングに励むべきでしょう。この場合、筋肉の回復には、トレーニングを始めた時よりも多くの時間を必要とします。筋肉の回復に必要な時間は、代謝速度により異なります。ほとんどの人は、激しいトレーニングを行った筋肉に対し、48時間の“休息時間”を必要とします。

トレーニングを始めたばかり?
始めの数週間~1ヶ月(個々人の体調によりますが)は、無理をせず、限界まで追い込むようなことはしないようにしましょう。さもなければ簡単に怪我をしてしまいかねません。過去6ヶ月かそれ以下、定期的にトレーニングをしてきた人は、ルーティーンのトレーニングを分けずに、1日に体全体のトレーニングをすることをお勧めします。例えば、脚→背中→胸→腕→ふくらはぎ→腹筋 というように。週2~3日、2日連続で行うことを避けて、トレーニングをするとよいでしょう。

最初の6ヶ月の後は、短く(約1時間低度)集中的なトレーニングを行うべきでしょう。

ターゲットととする筋肉につき2~4種類のトレーニング、1種類のトレーニングにつき2~4セット、そして1セットにつき5~8回が、大体の場合ベストな結果を導く筋肉強化のトレーニングでしょう。脚のような大きな筋肉は、大目のトレーニングやセット数を必要とします。いかなる場合も、1セットにつき4~10回はする必要がありますが、それ以上は筋肉強化には効果がありません。

エクササイズにはコンパウンド・エクササイズとアイソレーション・エクササイズという2種類があります。コンパウンド・エクササイズはより重い重量を使ってのエクササイズになります-筋肉の成長にはアイソレーション・エクササイズよりも効果があります。既に大きな筋肉を持つボディビルダー達は、より形の良い筋肉を作るためにアイソレーション・エクササイズをします。ターゲットとしている筋肉に良い負荷を与えるためには、3-4セットのコンパウンド・エクササイズから始め、その後異なるコンパウンド・エクササイズ又はアイソレーション・エクササイズを2種類(2-3セットずつ)するとよいでしょう。

ウォーミング・アップ
効果的なトレーニングと怪我の防止のためにウォーミング・アップをしっかりしましょう!トレーニングの前に5~15分程のウォーミング・アップをしましょう。少し汗ばんでくるはずです。ウォーミング・アップの目的は、1度~2度体温を上昇させることです。ウォーミング・アップの後は数分間だけ休憩を取りトレーニングを始めましょう。ウォーミング・アップが疲労を招いたり、トレーニングの効率を下げるようなことはありません。それどころか、トレーニングの質を上げてくれるのです。ウォーミング・アップの好例として、ストレッチに続き5~7分のジョギングをするとよいでしょう。それから、それぞれのウェイト・リフティングトレーニングを1~2セットのウォーミング・アップと合わせて始めていきましょう。この時、その日に持ち上げたい目標重量の3分の1~3分の2の重さのものを使用して下さい。

以下のやり方を試してみてください

《まず始めに》

  1. ウォーミング・アップ1セット+軽めのウェイト・トレーニング(10~15回)
  2. 目標重量を使ってのウェイト・トレーニング(10回)
  3. 重量をさらに上げて8回
  4. さらにさらに上げて6回
  5. 最後の2セットは、もう持ち上げられないというところまで頑張りましょう-必要であれば誰かにサポートしてもらいましょう。
    要するにここでは、最後のもう1回が出来ないほどの重量(たとえあなたの命がかかっていたとしても!)でトレーニングをすべきだということです。

※ セットとセット(小さな筋肉には30~60秒、大きな筋肉にはそれ以上の時間の時間をかける)の間には60~120秒、トレーニングとトレーニングの間には2~3分の休憩を取りましょう。

《次に》
・ 10回-8回-6回のトレーニングに慣れてきたら、12回-10回-8回へ増やす

《さらに》
・ 12回-10回-8回のトレーニングを数日したら重量を上げる
・ 10回のセットから始め、8回のセット、そして重量を上げてもう1セットする

最後のセットには、4~6回しかできない程度の重量を使用しましょう。これらの重量を使って、12回-10回-8回のセットができるようになるまでトレーニングを続けましょう。筋肉を成長させるためには、大きな負荷を与えなければならないことを忘れないで下さい。軽いウェイト・トレーニングでは筋肉を成長させることは出来ないのです。
専門家たちの中には、筋肉強化のトレーニング・ルーティーン(非常に重い重量で1セットにつき2~5回を4~8セット)と筋肉量増加のルーティーン(1セットにつき5~10回を2~4セット)を交代で行うことを勧めている人もいます。
進展がみられるまで、それぞれのルーティーンを繰り返してみて下さい。大抵の場合数週間程度かかります。

正しいフォームでトレーニングをしましょう
さもなければ、筋肉に与えるべき負荷を失い、怪我を招きかねません。正しいフォームを習得し、固持しましょう。

トレーニングに変化をつけましょう
筋肉は同じ運動に慣れ、限界まで追い込むことが徐々に難しくなっていきます。1~2ヶ月に1度程度、同じ筋肉群に対して異なるトレーニングをするようにしましょう。スーパーセットやその他の上級テクニックを使って、筋肉を“驚かせる”ことが必要です。そうすることで、通常のトレーニングで与えるよりも大きな負荷を与えることができます。スーパーセットは体に大きな負荷がかかりますので、毎回のトレーニングでは行わないようにしましょう。

オーバー・トレーニングには注意しましょう
オーバー・トレーニングとは、筋肉が回復できないほど頻繁に負荷を与えられた状態をいいます。これは筋肉にとって何も良いことがありません。筋肉に負荷を与えることは、筋肉の強化においてたった半分の役割しか果たしません。筋肉が実際に成長するのは回復時であることを忘れないで下さい。筋肉に十分な回復時間と栄養を与えず、トレーニングをし続けると、筋肉量は減ってしまいます。オーバー・トレーニングは筋肉にとって良くないだけでなく、健康をも害してしまうことがあります。オーバー・トレーニングのサインとしてはこのようなものがあります;慢性疲労、不眠症、常に風邪をひいたような状態、うつ状態。オーバー・トレーニングを避けるためには、トレーニングに励むのと同じくらい、しっかりと休息を取りよく食べよく眠ることに励みましょう。:)

ルーティーンを分割してトレーニングを行いましょう
2~4種類のトレーニング(1種類のトレーニングにつき2~3セット)を各筋肉群につき行っていると、体全体のトレーニングをするのに1時間では足りません。ルーティーンを分割しなくてはならなくなりますので、2~3日に分割するとよいでしょう。3日に分割するのであれば、より頻繁にトレーニングをしなくてはならなくなりますが、2日続けて同じ筋肉をトレーニングするのは避けてください。エクササイズのポップアップ・ウィンドウに筋肉図がありますので、そちらでそれぞれの筋肉を確認して下さい。

よく食べましょう
よく食べしっかり休息を取り、そしてまたしっかり食べましょう!動物性の脂肪、砂糖と塩分を避け、たんぱく質(脂肪の少ない肉、鶏肉、魚、牛乳、卵白)と複合糖質を多く摂りましょう。普段の食事には多くの複合糖質が含まれているはずです。たんぱく質のみを常に摂取するのは大きな間違いです。たんぱく質は筋肉を形成する栄養素であり、炭水化物は体の主要エネルギー源です。複合糖質は、パスタ、ポテト、白パン、全粒粉パン、コーン、バナナ、その他でんぷんを含む食材などです。単炭水化物は、砂糖や精白小麦粉です。単炭水化物は、食事を脂肪に変える傾向があります。

筋肉を成長させるためには、体重の1パウンド分(約450グラム)に対して1g(いくつかの雑誌当には1g以上と書かれているものもある)のたんぱく質を毎日摂取する必要があるでしょう。どのくらいのたんぱく質が自然な食事から摂取できるかを計算し、残りはサプリメントで補いましょう。自然な食事を日に3~4回とり、その間にサプリメントを摂取しましょう。さらに、少なくとも1粒のマルチビタミンとミネラルも摂取して下さい。メタボリズムを向上させ筋肉の回復を促すために、1日に最低8カップの水(日中は小分けにして)を飲みましょう。

そして最後に、でもしっかりと・・・
定期的にトレーニングを続けましょう!これはとても重要なことです。筋肉は簡単に、どうやって成長したかを忘れてしまいますから。